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テクニカルとファンダメンタル

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テクニカルとファンダメンタル

ここまで口座開設も終わり入金まで出来ました。

次は待ちに待った取引をするのですが、ちょっと待ってください。まだ早いです。

なぜかというとまだこの時点では、武器も防具も付いていない状態だからです。

相手は世界経済です。

初期装備では運が悪ければ一撃で退場するでしょう。

そうならないように基本的な相場分析の仕方を身につけていきましょう。

経済というのは新しいものやシステムが生まれ成長していきます。

過去はデータとして残されていきます。

このことから自分の中で予測を立て戦略を考え投資をしていきましょう。

前の記事で経済状況の見方やイベントについて記載しました。

ファンダメンタルといい、主にニュースなどの経済情報、各国や要人が発表する経済指標、企業の財務状況や業績

から現在の相場を分析して、企業の本質的な価値と照らし合わせ、これからの相場を予測する方法です。

今日休み?取引時間と経済イベント

ファンダ分析に必要な指標



もう一方でファンダメンタルとは異なったテクニカルという分析方法があります。

テクニカルは主にチャートから過去の値動きデータ、テクニカル指標、パターンなど過去の相場から

これからの相場を予測する方法です。

大きく分けてこの2つの相場分析方法があります。

分析と予測をしないで売買取引をするということはただのギャンブルで、

お金を捨てているだけになりますので、必ずどちらかまたは

両方の分析をしてから取引をしましょう。

それでは説明していきます。

ファンダメンタル

ファンダメンタルとはというのは先ほど記述した通りですが、重要なのは『割安なのか』『成長出来るのか』『収益性はあるのか』

この3つがとても大事になってきます。

その中でも株式1つを見るのではなく、そのセクション全体や世界情勢なども加味しないといけません。

全体を見て今の市場価格が適正かどうかを見極めていきます。

んーでも何を見てどう判断していいか分からないよ。。

適正かどうかなんか分からん!

っという方は参考までに、PERというものがあります。

PERというのは指標の1つで、株価収益率のことです。

投資の元が取れるまで何年かかるかというのを表していて『割安なのか』をチェックできます。

13以下で割安かなと思います。

これと合わせてPBR、ROEというものがあります。

PBRは純資産倍率のことで企業の資産に対して株価がどれくらい『割安なのか』をチェックできます。

これに関しては1以下。

ROEは株主資本利益率といって『収益性はあるのか』がチェック出来ます。10以上なら率はクリアだと思います。

こういった分析をして気に入った企業の中身を調べ投資判断していきましょう。

ファンダメンタルは基本的には長期スパンで考え短期ではあまりおすすめできません。

テクニカル

テクニカルとはチャートを分析して売買タイミングを狙っていきます。

こういうのです。

ファンダメンタルの情報収集が難しい、チェックしても相場にどう関連して考えればいいか分からないという方は、

テクニカルを覚えていくといいと思います。

チャートというのは事実を基に作られていくので、覚えていくと世界の動きを知ることにも繋がりますので

楽しくなると思います。



ファンダメンタルとは違い過去の価格と現在の価格から、実際に動いた値動きをチャートを基に視覚的に予測します。

例えばこのチャートは高値から下落後、横ばいが続きもう一度高値をチャレンジしてるのが分かると思います。

どこで転換するのか、上昇下落はいつまで続くのかなどをある程度予測を立て売買することが目的です。

基本的にチャートは3つのフェーズで出来ています。

上のチャートのようにトレンドがあり、レンジを挟み次のトレンドがやってきます。

なので上昇トレンドからいきなり下降トレンドというのはないんです。

このトレンドが発生した局面を取りに行ったり、レンジの中で利益を取りに行きます。

ですが、ただ利益を取りに行くっていってもよく分からないなってなると思います。

チャートのどこの何を見ていいのかもよく分からないですよね。

そこで判断材料になるツール、テクニカル指標が出てきます。

大きく分けて2種類あるのですが、

売られすぎ買われすぎを判断するオシレーター系と、相場の流れを判断するトレンド系があります。

オシレーター系では、この数値になったら売られすぎてるからそろそろ反転するよーっていうのが数字で判断できます。

なのでレンジ相場の逆張りなどで使えると思います。

一方トレンド系では、その名の通り今は上昇中(下降中)だよー。流れに乗ってねー。っていうのが視覚的に分かります。

これは順張りの方がいいでしょう。

テクニカル指標はたくさん種類があり使い方も様々ですし、それに対しての賛否両論あるので覚えるのが

大変だと思いますが、実際僕はかなり使用していますのでおすすめします。

ただあくまでも予測をするためのヒント、補助的なものになりますので使い方には気をつけましょう。

意外と簡単注文してみよう

注文方法が分からなくなったらこの記事にあります

売られすぎ買われすぎを判断するオシレーター系

  • RSI
  • ストキャス
  • MACD
  • RCI
  • DMI
  • サイコロジカル
  • モメンタム
  • レシオ

 など

たくさんあるのでどれを選ぶか悩むところですが、個人的に絶対必要だなと思うものを2つピックアップします。

RSI

上のチャートの下の部分です。

・買われすぎや売られすぎを示します

 (70%以上で買われすぎ→売り)
 (30%以下で売られすぎ→買い)

 30以上、70以下で動くのはレンジ相場。

 上昇トレンド中は40~90

 下降トレンド中は60~10で動きます。

・パラメータ設定基本は14,20,30,50,70,80で、トレンド系指標と組み合わせて使います。

 移動平均線、ボリンジャーバンド、ロウソク足などと合わせて使うのがおすすめです。

 50%基準で上なら上昇トレンド、下なら下降トレンドで、傾きが上横下のどれかで判断します。

・オシレーター内の水平線がかなり効くので、±70を何回か抜けるとその方向に行きやすいです。

・RSIが行き過ぎた時、ロウソク足の長さによって逆張りに優位性があります。

・強いトレンドが発生している時は張り付くことがあり機能しなくなることがあるので、

 レンジの逆張りで使うのが有効で、基本的にはレンジで効果的です。

ダイバージェンス(逆光現象:価格は上昇しているのにRSIは下落とその逆)

 が起きたらトレンド転換、ダイバージェンスは何度も発生することがあります。

・複数時間軸を並行して確認、50に水平線を引きトレンド判断と押し目判断に使うと便利です。

・RSIの計算式から50ラインは大事です。
 
 RSIはトレンドの強さを測るのに最適で、売買の強さが出ていない状況が50ライン。

 そこで反発してトレンド継続出来るかを確認すると握力に繋がります。

 反発できずに反対方向に行くようならポジション(建玉ともいい未決済の注文した約定)を清算しましょう。

MACD

チャートの下の部分です。

平滑移動平均線の12EMAと26EMAの差を利用した指標で、0ラインをしたから上に抜けたところでエントリーします。

MACDとシグナルライン(平均値)のクロスをチェックしましょう。

例えばロングの場合、強気のクロスで買い、弱気のクロスで売りです。

MACDがデッドクロス(売りサインの1つで長期線を短期線が上から下に突き抜けた時)、

下値更新でダイバージェンス確定(ヒストグラム(数値部分)に↓山が出現)

MACDゴールデンクロス(買いサインの1つで長期線を短期線が下から上に突き抜けた時)、

出現したヒストグラムの山ピーク過ぎた1本目が買いポイントです。

MACDとシグナルの乖離率が縮んだら利益確定しましょう。

移動平均線、ボリンジャーバンド、RSIなどと組み合わせるといいと思います。

設定は(5,20)(5,40)(20,40)(12,26)(6,13,9)(13,26,9)(19,32,12)(26,52,9)

好きな数字を合わせてみてください。

個人的には4時間足MACD順張り(トレンドに乗っかる取引)はいいと思います。

ヒストグラムが0.00より上なら買い優勢、下なら売り優勢になります。

ヒストグラムとシグナルラインを見てヒストグラムがシグナルラインを抜けてきた時にゴールデンクロス、

デッドクロスが発生してエントリーサインになります。

また上昇フラッグ型レンジはMACDとの連続した逆相関が高確率で発生します。

MACDを指標に押し目買い、戻り売りを狙うことが可能です。

ただレンジでは騙しが多いので気をつけてください。

MACDが3本上向きで上目線、3本下向きなら下目線でダイバージェンスになりますのでチェックしましょう。

クロスの角度が深いほど信頼度は高くなります。

MACDが短期線、シグナルラインが中期線、0ラインが長期線とイメージすると分かりやすいかもしれません。

MAの見やすいバージョンみたいな感じですかね。

ダイバージェンスは移動平均線の渋りでトレンドが弱まっていることを指します。

ヒドゥンダイバージェンス(隠れたダイバージェンス、ダイバージェンスとの違いは、

高値切り上げを見るか安値切り下げを見るかの違い)

は移動平均線の乖離が縮まってトレンド継続の押し目になります。

相場の流れを判断するトレンド系

  • 移動平均線
  • ボリンジャーバンド
  • パラボリック
  • 一目均衡表

  など

移動平均線

MA

移動平均線とはMoving AverageからMAと呼ばれます。

MAにはたくさん種類があり、MAから派生しているテクニカル指標もあります。

先ほど紹介したMACDもそうです。

今回はよく使われている2つを説明していきます。

単純移動平均線(SMA)

 Simple Moving Averageの略で一定期間の市場レートの平均値を求め、それを線上にしたものです

 MAといえばSMAという方も多いのではないでしょうか。

 それだけ一般的に使われているものです。
 
 メリット:滑らかな移動平均線になり、騙しのシグネルを減らしてくれます。

 デメリット:値動きに対してかなり遅れてシグナルを出すのでロスカット幅が広いです。

指数平滑移動平均線(EMA)

 Exponential Moving Averageの略で、最新の価格を2倍にして計算することにより直近の動きに重視します。

 直近の動きに重視しているので、価格変動を捉えやすくなります。

 メリット:値動きに素早く反応する。直近の値動きに反映しやすい。

 デメリット:騙しのシグナルが多くなります。

移動平均線のパロメータは時間足ごとに変えましょう。

これは意外と知らない方が多いです。

なぜか本などにも載っていないことが多いので気をつけていきましょう。

移動平均線の使い方は、まずトレンドを見ましょう。

その際に複数の時間足で確認してください。

ゴールデンクロス、デッドクロスでエントリー。

角度が急な程、価格とMAは乖離しやすくなりトレンドが強くなります。

レンジでは使わずサポート(下値をサポートしている価格帯)、

レジスタンス(上値を抑えている価格帯)として使いましょう。

横向きな状態がレンジで、レンジ中には価格がMAに寄り添いやすくなります。

平均値を計算しているので価格はMAに近づいていく習性があるからです。

また短期同士、長期同士では騙しが多く、サポート、レジスタンスになる事が多いので

短期と長期は組み合わせて使いましょう。

そして短期と長期が捻れるとトレンド転換になり、長期線をブレイク時は押し目になります。

基本的にはSMAを使い、トレンド転換などに敏感に察知したい場合はEMAを使いましょう。

急な角度のブレイクにはSMAはついてこれないので反応が早いEMAを使うのをおすすめします。

価格に1度意識されたMAはその後2,3回意識されて反発することが多いと思います。

ボリンジャーバンド、MACDなんかと組み合わせ、出来高と同時に見るといいと思います。

好きな武器と防具を揃えよう

ここまで読んでみて、あー覚える事いっぱいだー。。

でも、私はファンダで行こうとか、僕はファンダは分からないからテクニカルでがんばる!など考えますよね。

まずは気になったところから少しずつ覚えていき、最終的には自分のスタイルを確立していけばいいと思います。

例えばファンダで何か発表の時などの試乗が大きく動きそうな時は取引自体しなければ損することもありません。

インフレで食品がとかエネルギーがとかで大きな値幅が取れるかもしません。

これは情報があるかないかで武器にも防具にもなります。

一方で、テクニカルでトレンド転換のタイミングを計ったりして利益の積み重ねが出来るかもしれません。

またチャートからヒントを得て暴落を避けられるかもしれません。

何が言いたいのかっていうと、どっち派?ではなくバランスよく両方使いましょうっていうことです。

どちらにもメリットデメリットがあり、相場に絶対はありませんし先のことは誰にも分かりません。

情報を得て、チャートからヒントをもらい予測をした上で取引に挑めば、自分の中で少しは納得しながら取引が出来るのではと思います。

  • この記事を書いた人

lilyofthevalley479

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